戸守の地蔵堂から北西へ約700m。中山用水が始まっている場所を見に行ってみた。
工場の裏道のようなところを入るので、明確な意志を持っていなければまず立ち入ることがないさびれた道だ。
でもそんな道にも辻堂があった。
中には崩れかけた馬頭観音。
道は越辺川の堤防に取りついていく。
堤防を登った場所は、以前に越辺川の右岸で紹介した安野家の対岸だった。
つまり、越辺川と都幾川の合流点。
その合流点のすぐ川下に中山頭首工(中山堰)がある。
中山用水の原形は江戸時代前期にはあったといわれ、その後、何度か改修を重ね、現在の形になったのは昭和59年(1986)ごろだという。
堤体は消波ブロックを重ねたような床止め工で形作られている。ブロックの上は水平面がないので、人が歩くことはできない。
右岸側に魚道がある。
魚道から落ちている水量も多く、シンプルな構造だが多くの魚はここを遡上できるだろう。
また床止め工の上を流れる越流水部分も生きものが通過できそう。
ブラックバスなどの釣り場になっているようで、この日も釣り人がいた。
この水門が中山用水の取水口。
用水は樋管を経て、左岸側に流れ出ている。
ここでも釣りができそうだが、葛などが繁茂していて簡単には近づけそうにない。
水路の上に雑木が覆いかぶさり、ちょっと不気味な雰囲気になっていた。
(2025年09月07日訪問)
