
多和目橋の少し上流にもうひとつ多和目の名前を冠した橋がる。
それが「多和目天神橋」。

橋長は約52m、幅員が2mというかなり狭い橋。
車幅制限の道路標識がない。自分で判断しろってことか。重量制限は1トンなので軽自動車は通れるが、四輪車は車種によっては通行できない。
右岸は運動公園、左岸は農地になっている。片側が運動公園とはいえ公園の施設ではなく実用橋。もしかしたら小中学生の通学路になっているかもしれない。

橋脚は鉄管とコンクリート、橋桁はH鋼。
構造的にはかなり強固だ。

最期の架け替えは2002年ということなので、もう20年経っていることになるが、それにしては橋床の木材が新しく感じる。ボルトや鉄板の錆び方はそれなりだと思うが。
防腐剤を浸透させた木材だとこんなに持つの?

上流側には流木ガードがある。
2019年の台風19号では水が載ったと思われるが、欄干がないのと、橋の躯体が強固な素材で出来ているので被害が出なかったか。

橋脚が木造ではないものの、風情のある沈下橋だ。

下流の様子。
釣りをしている人がいた。

関東山地に沈む夕日と高圧線の鉄塔。
埼玉県東部らしい風景だ。

近くで見かけた土坡の水路。
(2022年11月02日訪問)