前回この河岸段丘を訪れたとき、気になったのだが立ち寄らなかった神社があった。
表通りから八脚門が見える。関東の神社としてはめずらしいのでお立ち寄り候補なのだが、前回は時刻が遅く森の中が真っ暗だったのでそのまま通り過ぎたのだった。
きょうはちゃんと寄っていこう。
境内に入るまえに、境内への導線を阻むような異様な構造がある。
何これ、こんなの見たいことないのだけど。
立て札があった。神社の案内板かと思って近寄ってみたら、町民憲章だった。
手前にある小さな穴がいくつか開いた奇岩が気になる。
鳥居を入って少し進んだところに八脚門の
中を覗いてびっくり。
随身が衣を着ている。一般的には随身門の造は木像や乾漆像だと思うのだが、これは巨大なひな人形のような物で、布でできた衣装を着ているのだ。
左側の随身。
裏側には神馬がいた。
随身門の裏側。
拝殿。
基礎が2重になっている。たぶん改築したときに石積みの基礎が不安定だったのでその上に新たにコンクリの基礎を載せたのだろう。
向拝柱へつながる階段は青石の自然石。両側の袖石も自然石でかなり雑に置かれている。
通常こういう石段は切石で作ると思うのだが、なんでこんな雑なんだろう。
本殿は覆屋の中にあるためまったく見えない。
たぶん流造じゃないかな。
本殿の角に横を向いた石祠がある。
これも変わっているな。
本殿の左後ろ。
末社の大黒天社。
内部を見ると祭神などはおらず、天袋みたいな構造がある。
大黒天社の右側には極彩色の石祠。
なんでこんな色に・・・。
極彩色石祠の横には
こんなものを運んでくるとも思えないので、もともとこの場所にあったのが露出したのだろうか。
自然石を積み上げた安定感のない燈籠。
本殿右側にあった末社。
社務所、というか、地域の公会堂か。
この公会堂の横にも2つの末社がある。
祠の前に杯状穴の空いた石が置かれている。ただし、穴が側面にあるので90度横転してあるようだ。
この石はそもそも何なのだ、なぜ横転させた?
色々と、細かく違和感がある神社だった。
(2021年02月21日訪問)
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