先ほど紹介した大和田稲荷神社の近くに大和田浅間神社がある。この浅間神社はとてもわかりにくい場所にあって、ブラブラしていて偶然に入ってしまうということはまずないと思う。
稲荷神社を訪れたのは2025年で、浅間神社を訪れたのは2022年なので3年ほど古い話になる。県道に面した稲荷神社には中々立ち寄らないくせに、奥まった浅間神社に先にお参りしているのは、富士塚があるかもしれないと思ったからだ。
改めて国土地理院の地図を見ると、大和田村は和田吉野川の旧河道の自然堤防上に成立していて、県道76号も微高地の上を通っているし、稲荷神社も堤防上にある。
ところが浅間神社は旧河道の低地の田んぼの中に島のようにあるのだ。
もっとも河道跡と言っても、ここを和田吉野川が流れたのは縄文海進の時代かあるいはそれより古いかもしれないので、水の中に神社を建てたということではない。しかし、低地でありあまり家を建てるのには向いていない土地であることは間違いない。
この神社、はじめ入口がよくわからず、行ったり来たりしてしまった・・・。
この川沿いの狭い農道みたいな道が参道なのだ。
駐車場はない。
そこから100mくらい畑の中を進んでいく。
写真左側の家は1.5mくらい盛土している。水塚といっていいだろう。
この場所が冠水リスクの高い場所なのだということがわかる。
少し歩くと棹立てがある。
神社の境内の入口は東面しているので、参道は90度左に折れる。
神社の境内も周囲の畑からは1mくらい盛土されている。
「浅間神社だから富士塚!」と言いたいところだが、さすがにそれはこじつけになりそう。水塚でいいと思う。
拝殿は覆屋になっていて、内部には流造りの本殿が納められていた。
拝殿の右側にも小さな石祠がある。
こちらも「浅間宮」。
この石祠は「下浅間」と呼ばれ、大きいほうの社殿を「上浅間」というそうだ。
拝殿の左側には記念碑がある。
おそらくだけど、神社の土地を寄進したというよなことが書いてあるのではないかと思う。
年号はわからなかった。
神社の参道から見える人家。こちらも盛土された上に建てられている。
(2022年11月22日訪問)
