正法寺

都幾山の谷にある山寺。

(埼玉県ときがわ町西平)

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上サスケート場入口から反対に、山に分け入る道がある。この道の先にお寺があるのは知っていたが、行き止まりの道でたまたま通ることもないので今までお参りしたことがなかった。

きょうは上サスケート場目当てに来たのに営業日じゃなく、目的が無くなってしまったのでお寺参りしていくことにした。

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道の行き止まりに正法寺がある。

ここからは登山道で裏山の慈光寺や堂平山まで行けるようだ。

慈光寺の伽藍配置図には正法寺にも寺宝の一部があるような書き方だったので、この寺も過去には一山寺院の一部だったのだろう。これで、慈光寺一山寺院の現存する子院はコンプリートすることになる。

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駐車場にはペット霊廟。

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このお寺、山号を「巌殿山」、寺号を「正法寺」という。

東松山にある坂東三十三観音札所の岩殿観音も山号が「岩殿山」、寺号が「正法寺」なのでまぎらわしい。岩殿観音の公式サイトでは「岩殿山」という漢字を使っているが、山門の扁額や幟旗などでは「巌殿山」の漢字が使われいるので、実質的に同名なのである。

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ときおり、GoogleMapsで勘違いした人がこちらの正法寺に岩殿観音のレビューを投稿してまうほどで、それを見て間違えてこちらに来てしまう巡礼者もいるかもしれない。

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本堂は本尊の正面に参拝者が合掌するための場所「向拝(こうはい)」がない。

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その代わり、正面右に式台玄関のようなものがあり、本尊にお参りするにはここから建物にあがる。

いままで「方丈ふうの本堂」って表現を何度も使ってきたが、きっちり言語化していなかった。「方丈ふう本堂」とは、こんなふうに向拝がなく、建物の横のほうから入って本尊のある部屋へ移動するような構造の本堂のことなのだ。

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本堂の右側には、さらに別の玄関がある。

一般的に寺院の玄関はこんなふうに本堂と庫裏のあいだに独立してある建物である。

庫裏は民家ふうでさらに庫裏にも民家ふうの玄関があるから、玄関だらけだ・・・。

もしかしたら本堂はどこかの寺の方丈の移築かもしれない。

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本堂の内部はこんな風に仕切られている。

ここは本尊のある部屋。

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式台玄関には板木が下げられている。

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本堂の軒には半鐘。

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本堂前には古い石仏。

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本堂の左に小さな池と庭がある。

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本堂裏に回ってみた。

「四国八十八ヶ所登山道」という看板があったので探したのだが見つからなかった。

いま改めてよく見ると、看板の上に小さな板が右方向を指しているようだ。

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本堂の右の山に八十八ヶ所があったのか・・・。

(2026年02月14日訪問)