

川越駅の西口から近く、周囲はショッピングモールや企業のビルなどの再開発が進んでいる。川越の町の重心は元々は時の鐘のあるあたりだったのが、10年につき300mくらいの速度で南に移動して、ついに川越駅よりも南側までが商業エリアになった。
神社の周囲はこれからどんどん風景が変わっていくだろう。

神社の専用駐車場はないが、わずかな時間参詣する程度なら社務所の前か山車倉庫の前に置けばよさそう。

社務所にあった由緒書き。
いろいろと立派なことが書いてあるけど頭に入ってこない。1行が長すぎるよ、段組して。
ここが何で「雀ノ森」と呼ばれるのか、そういうことが素朴に知りたい。

富士塚は境内に入ってすぐにある。

高さは3mほど。
私は3~4mの高さの富士塚は見る必要が高いと思っている。それ以上に大きさになると、古墳再利用や自然地形の場合が多くなる。手の込んだ築山としての富士塚は3~4mクラスが多いように思うのだ。
この富士塚はちょうど見たくなる大きさ。

参道はゆるいS字カーブで途中に石塔がいくつかある。
小さいながらもこういうところがいい。

山頂から見た様子。
石段がカーブしているだけでかなり雰囲気が出る。

塚の裏側に下山路っぽいものがあるけれど、これはたぶん本来の道ではなく子どもなどが遊んで出来た踏み分け道ではないかと思う。

氷川神社を見ていこう。

富士塚の横に水盤舎がある。

その後ろにお札納め所。
巨大な郵便ポストのようなもので、投入したお札は見えない。かなり大量のお札が入りそう。

お札納め所の背後は山車倉庫。
一部がガラス張りでいつでも山車を見られる。町内自慢の山車ってことか。

拝殿。

平成10年代に整備された社殿はまだ新しい。

拝殿の背後は石の間を経て覆屋になっている。

覆屋にはガラス窓があって中が見えるのだが、市が立てた文化財案内板の写真のほうがわかりやすい。

拝殿の左側に末社の榛名神社がある。
これも小さな塚になっている。
榛名塚? とでも言えばいいか。

本殿の後ろにも低い塚状の場所がある。

これが何なのかとか、そういうことを知りたいよ。

境内は樫の木など巨樹が茂り、まさに森という感じ。

境内の西側にも鳥居がある。

西参道の様子。
(2025年08月31日訪問)