淡島神社

淡島海岸の名前の由来か。

(徳島県阿南市畭町三田)

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弁財天神社から100mほど海岸のほうへ歩くと、もうひとつ神社がある。

淡島神社だ。

和歌山県の海岸に淡島神社の本社があるが、その対岸の徳島県の海岸にも淡島神社があるのは何らかの関係があるのかもしれない。

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鳥居をくぐるときれいな石段が続いている。

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途中にある末社。

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なぜか大小の不動明王。

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石段は途中で「くの字」へ折れて山頂へ。

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周囲はウバメガシなどの潅木が茂る、寂しい場所だ。

たぶん1日に1人も参拝客はいないだろう。

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山頂には凸型拝殿がある。

本殿は凸部に収納されている。

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横にある末社は金毘羅宮か。

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山頂からは「淡島海岸海水浴場」と、その沖の島々が見える。烏帽子島と丸島。かすんで見えるのは伊島。いずれ伊島は紹介できると思う。

淡島海岸は、阿南に4ヶ所連続してある海岸の一番北側になる。徳島県でウミガメが産卵のために上陸する海岸としては北限と思われる。ここより北の海岸にウミガメが上陸したという話はあまり聞かないので。

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山腹には壊れたお堂があった。

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内部の石仏。

ちょっと字が読めないけれど、阿弥陀三尊仏か。

脇侍は観音菩薩と勢至菩薩のはずだが、僧形のようにも見える。

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もうひとつの石仏は柳谷観音と読める。千手観音だ。

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末社の周りにはツワブキが咲き乱れていた。

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薄暗い林床に鮮やかな花の色が目立つ。

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それにしてもこの山は倒木が多い。

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倒木更新、美しいな。

(2004年11月13日訪問)