マハテディバタン僧院

長い回廊があるわりにこぢんまりとした僧院。

(ミャンマーモン州タトン)

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ビーメーボリザァ僧院の境内から尾根に取り付く道は見つからなかったので、続いて、山すそを巻くことにした。

ここは10日前にゾウに乗った出家式を見た路地。細道だが、村人が帰っていった道なので行き止まりではないはず。

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しばらく巻いていくと、登りの道を見つけた。コンクリ舗装がまだ新しい。1年は経っていないんじゃないかな。

ここを進んでみよう。

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途中にY字路がある。左側の未舗装の薄暗い道に「シュエダンウェイ僧院」という看板が出ている。

いや、でもこんな道の先にお寺があるのかね。コンクリの道を行けば境内までオートバイで入れるんじゃないのかね。

(と、思って入らなかったのだが、あとで衛星写真を見たらこの僧院は確かにこの狭い道の奥にあった。見落としということになる。)

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道はどうやら尾根に近い地形にあるようで、絶え間ない登りが続く。

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寺の総門があった。

山門の先は石段が続いている。終わりが見えないくらい長い石段だ。ここは馬鹿正直に山門を入らず、道路をオートバイで登って行くのが吉であろう。

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かなりの斜度だ。

ちょっとひるんで停車したらそのまま立ちごけしそう。

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200mくらい進むと階段は終わりになって、僧院の山門があった。

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総門のところから歩いて来たら、この石段を登ることになる。

簡単そうに見えるけれど、暑季のミャンマーは気温が35℃超えは常時、下手をすると40℃以上にもなるなかで、ちょっとした登りも急激に体力を消費してしまう。

きょうはまだ3ヶ寺目だけれど、すでにへばり気味。

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扁額にはペヤガンズゥ・ワンダミ・マハテディバタン僧院。もしかすると「ワンダミ」はこの山の名前かもしれない。

とりあえず、山門は開いているので中に入ってみよう。

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第一印象からいえば、まったくもって参詣で入るべきお寺じゃない。どう見ても修行用の僧院だな、ここは。

左側は僧房、右側は講堂だろうと思う。

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その間は回廊で結ばれていて、休憩用のベンチが置かれていた。修行僧が午後のひとときを雑談してすごしたりするのだろう。

ミャンマーの僧院の回廊にはほぼベンチが置かれている。これは日本の僧院は変に禁欲的で、こういう休憩スペースはないよね。

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講堂の裏側のほうにパゴダがあるので行ってみる。

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パゴダの手前にはパゴダ拝殿が1棟。

パゴダは小型のものが7~8基くらいあり、メインとなる大型のパゴダはない。

パゴダエリアには柵があって入れないようになっていた。僧院付属のパゴダでは柵があるパゴダをよく見かける。

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柵越しにパゴダとパゴダ拝殿を見る。

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その奥にも3基くらいの小型パゴダがあるが、僧院の敷地の外からしか見られなかった。

参道の石段は長いけれど、境内は意外に狭くこぢんまりとした僧院だ。

(2019年03月27日訪問)

福岡県の神社 (アクロス福岡文化誌 6)

単行本 – 2012/5/1
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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