根小屋の石灰窯

裏山の石灰岩鉱山の石を焼いていた。

(埼玉県小川町腰越)

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腰越の穿入蛇行の場所といえば、見逃せないスポットがここ!

あれ~? 様子が変わっている!?

なんか御嶽堂なるものができてる。

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まだできたて。

嵐山の大行院が建立したようだ。

熱心な信者が多いお寺だ。

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身替わり地蔵なるものも建立されている。

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由来をみると、どうもこの土地を整理したときに人骨(?)が出土したため、供養のために立てたというようなことが書かれていた。

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ここに来た本来の目的はこれ、石灰窯(いしばいがま)

石灰石を焼いて生石灰を作るための炉だ。

石灰窯についてはミャンマーで稼働している物件をいくつか紹介しているので興味があれば参照していただきたい。

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炉は背後の石垣の中の地中に作られていて、ここは焚き口。石積みのアーチになっている。

奥は埋められていて炉本来の様子はわかりにくい。

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石灰窯は2基あり、もう一つの焚き口の前に神社ができてしまったので見えにくくなった。

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こちらの焚き口は煉瓦のアーチでできている。

こちらのほうが時代が下るのだろうか。

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いままで前を通るだけだったから、きょうは炉の上に登ってみよう。

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斜面には石灰石がごろごろしている。

この尾根から少し北にいったところにかつて石灰岩鉱山があり、尾根伝いに石灰石が運ばれてきてここで加工していたのだという。

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炉の投入口はふさがれていて、痕跡はわからなかった。

子どもが落ちたりすると危ないから埋めたのだろう。

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炉の上から眺めた槻川。

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2016年ごろの様子。

まだ神社なく、横を通れば誰でも石灰窯に気付く風景だった。

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この手前の平地に、工場というか、消石灰の乾燥小屋か倉庫でもあったのだろうか。

(2022年05月03日訪問)