県道30号線で越生町を通過するとき、旧道ではなくバイパスを通ると、道ばたに小さな公園がある。
車からその様子を見て「素敵そうな公園だから寄っていきたい」ってなる人はほぼいないんじゃないか。私もどうして立ち寄ったのか、自分でもわからないくらいだから。
写真にちょっと風情のある建物が写っているけれど、それは公園とは関係ない和食レストラン。
バイパスは越辺川の堤防上を通っているから、公園は堤防の下のほうにあり、そもそも道からはよく見えない。
駐車場は普通乗用車が5~6台置ける。
駐車場に車を止めて堤防を下りてみた。
特に遊具もなく、公衆トイレと水車小屋があるだけだ。
その水車小屋も、いかにも観光水車っていう感じで、しかも壊れかけている・・・。
これがもし、波トタンに赤ペンキを何度も塗り重ねたような屋根で、水輪は錆びた鉄製とかだったら色めき立つんだけどね。いまや、茅葺きってだけで萎える・・・。
水車好きが見たい水車小屋って、たとえばこんなヤツなんだ。
水輪は下掛け。手前に堰板をはめる溝があるのでそこから回し堀に呼び込む作り。
水路の水はかなりきれい。
水車小屋の中には囲炉裏が切ってある。
こういうところも萎え要素なのだよね。
昔っぽいものを詰め込んでみましたっていうことか? 二十世紀のSF映画で、タイムマシンで原始時代に行ったら虎パンツの原始人が恐竜と戦ってましたみたいな解像度に近いものを感じるよ。
臼は搗き臼×1。柵があってよく見えない。
水車小屋の裏側に用水の本流がある。
この用水にも小さな堰があって取水口があるが、そっちのほうが魅力的だ。
水車小屋の裏には登山口がある。
入口には茶屋があるけれど、この公園でこの茶屋を維持するのは絶対無理だと思う。
崖線を登ると展望台があるようだ。
2週間前に足首をねんざしていたので、登らず。
この公園の名前「山吹の里」は太田道灌の山吹の故事に由来する。
園内にはほかにも俳句の歌碑があった。
「道潅の 地のもてなしや 川焚火」
「梅の坂 のぼれば 雲に在るが如し」
「里言葉 なじみ易くて 濃山吹」
(2026年01月25日訪問)
