雀川でもうひとつ気になる橋がこちら。
ときがわ町12号橋である。
県道からは住宅街の陰になってまったく見えないが、もしJR八高線の車窓から西側を見ていればよく見えるだろう。
私は以前に八高線に沿った道路を通ったときに気付いた。夜だったけれど目立つ橋なのだ。
吊り橋の面白さは、素材ひとつひとつは桁の重量を支えられる曲げ強度を持っていないのに、大きな径間の橋を造れるという妙にあると思う。
だからこうしたハリボテの吊り橋にはその面白さがまったく感じられず白けてしまう。
橋は車止めがあるものの自転車やオートバイくらいなら通れそう。
橋の上から見た雀川下流方向。
橋のたもとには河道に降りる石段がある。
あまり降りたいような川でもないけれど、こうして川に親しめるようにするのは良いことだ。
右岸は公園になっている。公園の名前は「ホタルの里公園」。
こんなところにホタルがいるのかな・・・でもまぁ、ウチの近所にも2面ブロック積み擁壁の沢でゲンジボタルが舞う場所があるから、いるところにはいるのかもしれない。
公園にはあまり見かけない種類の遊具がある。
こちらは垂直型ザイルクライム。
太鼓雲梯とザイルクライムの複合遊具とブランコ。
ブランコのロゴを見ると大永ドリーム社製のようだ。
ということはザイルクライム類も大永ドリーム製でいいのかな。
時計塔。
時計塔の横に公園のいわれがかかれた石碑があった。
竣工は平成11年(1999)で、まだ町村合併の前の玉川村だったころだ。
阪神淡路大震災の際に河川水を利用した消火活動ができなかった反省から河川へのアクセスに対して埼玉県からの補助が行なわれたというような、正直理解しにくい事業が説明されている。
土坡を利用したローラー滑り台もある。
滑降部はカーブしているのでスピードが出ないやつ。
公園からも雀川の河道へ降りる石段があるが、葦が茂っていてまったく川に近づく気になれない。
ほかに公園にはベンチやきれいなトイレがある。
県道30号線から近くて駐車場もあるから、ドライブ中の休憩などに利用してもいいかも。
(2025年10月23日訪問)
