東武東上線霞ケ関駅と東京国際大のあいだに富士塚があると知ったので行ってみた。
東京国際大は、私が学生時代にはまだ国際商科大という名前だった。私の通っていた大学と国際商科大は学生の居住エリアがダブってて同じアパートに両方の学生がいるとうのも普通だったから、なんとなく学校の様子も伝わってくる。毎週のレポートや提出物に追われ何もできない工学部生にとって商科大はキャンパスライフを謳歌するリア充の巣窟のような大学のように写り、いつも羨望と嫉みのまなざしで見ていた学校である。まぁ、工学部生に遊ぶ時間を与えても男ばかりのキャンパスで青春を謳歌することはないのだけど・・・。
その東京国際大とJR川越線の線路に挟まれた窮屈な感じの住宅街に富士塚はあった。

私が通学でときどき通っていたルートからも近い場所なのだが、来るのはきょうが初めてだ。周囲は行き止まり感がすごくて、カーナビがあってもイヤな汗がでてくるような場所だった。
奥に見える草の生えた小山が富士塚でる。

浅間塚古墳という古墳の再利用らしいが、古墳らしさはあまり感じられない。
初め見たときは団地造成時の残土置き場に雑草が生えてるのかと思ったくらいだ。

周囲には迷惑にならずに駐車できるスペースがゼロ。近くには牛塚古墳という古墳もあるのだがそこも駐車場なし。遠くに駐車して歩いてくるにもメドが立たないという観光には不便な場所だ。
富士塚の横に駐車して、さっと見学した。

登山口には鳥居があるので富士塚だとわかる。

登山道もカーブしていてなかなかにいい感じ。

すぐに山頂に到着。
隣りの家のベランダが同じ高さになっている。富士塚の高さとしてはかなり高いほうで、大型の富士塚といえる。
古墳再利用はだいたいが富士塚としては大型になりやすいのだけど。

山頂には「浅間宮」という石塔があった。

下山の風景。
(2025年08月25日訪問)