中之条町に1月11日に小正月の縁起物を売る市が立つというので出かけた。
当日は月曜日だが、市はカレンダー通り開催されていた。
縁起物を売る〝市〞というから前橋の初市みたいなのを想像していたのだが、すごく小規模な市だった。
お店はツクリモノ、植木、餅花を売るお店が3店舗だけ。
むかしはもっとにぎやかだったのかもしれないが、道路も通行止めになっておらず、文具店の前の駐車スペースで開催されていて、お客もまばら・・・。
ツクリモノのお店。
これが普通に売られているの初めて見た。だいたい民俗資料館でしか見かけないシロモノ。
このお店ではツクリモノのほかに初絵も販売していたが、これは仕入れたものらしく、仕入れ先を教えてもらったので、後日行ってみることにする。
きょうは会社の有休をとってわざわざ徳島から出かけてきているのでもう次にいつ来れるかわからない。
ツクリモノはひと通り購入することにした。
縁起物ということもあり、ひとつひとつは結構なお値段・・・。
でも、財布の許す限り購入する。
農具のミニチュア。
臼、杵、鍬、レーキ、千歯扱きがあるようだ。
ケズリバナと陽物。
こちらは餅花と花菓子のお店。
新年の商店街などで今でもプラスチック製の飾りを見かけるが、群馬では養蚕の繭が豊作になることを祈る予祝のアイテムだ。
餅花といっても、餅でできているわけではなく、モナカで出来ている。
枝を挟むように半球型のモナカを2つ張り合わせて作られている。
こうしたモナカはいまも新潟のほうで仕入れられるそうだ。
枝に挿してある完成品タイプと、
桑の葉や
組み合わせはランダムなので、全種類のアイテムが揃うように選んで購入した。
ささやかな露天商だが、群馬県の養蚕とも深いつながりのある市であり、非常に貴重な行事だと思う。
いつまでも続いてほしい。
残念ながら、中之条のボク市は2012年の開催を最後に終了してしまったようだ。
この日購入したものを家に帰ってから撮影した。
ケズリバナと呼ばれるもの。
心棒がないタイプ。
名前はホダレかもしれない。
削ったあと輪切りにして芯に穴を開けてヒモがつけてある。
2020年に大塚でこれを作っている家を訪問した。
小型のケズリバナ。束になって売られていた。
おそらく家の中や屋敷の敷地の色々な場所に飾るためのもの。名前はナゲバナかもしれない。
束をほどいたところ。
10本の束になっていた。
このタイプのケズリバナは東吾妻の一宮神社でいまも奉納されている。
クルマバナと呼ばれるタイプ。
2本あるのは夫婦神を表わすという。
木の花といわれるタイプ。
名前はノシバナかもしれない。
陽物。
亀頭部分がやけにリアル。
アイヌのイナウを思わせるケズリバナ。
名前はわからない。
ハラミバシ。
農具。
平鍬、鎌、備中鍬(あるいはレーキ)。
臼と杵。
本物も木製だからかなりリアル。
枝に付けたものを群馬ではたぶんオタカラという。
千両箱、俵、小判、柿、宝珠、繭などがある。
オタカラに結びつけるばら売りのハナ菓子。
葉のようなものはたぶん桑の葉。
黄色と白の四角いものは
ほかに、恵比寿、大黒、カブ、タイ。
青い楕円形のものは提灯か。
(2010年01月11日訪問)
