パアンからタトンへ入る唯一のルート、タトン峠。この峠付近にはいくつもの僧院がある。その僧院をひとつひとつ見ていく。
ついでに、北タトン山脈の登山路の入口も探すのだ。山脈の尾根の道路へはタトン北部から登れることはわかっている。だが実際に山の景観を見ると、南側の尾根からもオートバイ程度なら登れそうなのだ。きょうは南の尾根から登り、北部から下る計画なのである。
最初に入った僧院はここ。名前はたぶんペヤナスゥ僧院。
すっごく地味。観光客はおろか、地元のタトンっ子すら絶対に入らないであろう地味すぎる僧院。
山門をくぐると、地味な石段が続く。
境内に入ると、ジャックフルーツの樹があった。ジャックフルーツやドリアンって、実の重量があるので枝にならずに幹になる。日本で見かけるフルーツからすると、ちょっと異様ななりかた。
境内に入ると左側に講堂、兼、食堂。
左側にはお坊さんの住居。
さらに石段が続くので行ってみよう。
ナッ神の祠があった。
さらに山へ登っていく。
つつましいパゴダがあった。
ここからは少し展望がある。
南タトン山脈とビーメーボリザァ僧院が見える。
ビーメーボリザァ僧院は以前に一度訪問しているが、最近、新しい建物が増えているので、いつかもう一度行かねばならないだろう。それに山の上にもパゴダが見えるのが気になる。
きょうは北タトン山脈を見るつもりなので、南タトン山脈には手を付けない。なぜなら南タトン山脈とそれに続くパウン山脈には、ここからモーラミャインまでのあいだに無数の山岳寺院があり、見始めたら大変なことになるからだ。
パゴダの奥には2体の仏陀が納められたお堂があった。
2体というのはめずらしいと思う。
基壇に何か書いてある。
ရန်ပြေဘုရား
他人から敵対されない、というよう意味らしい。
こちらは、
မာန်ပြေဘုရား
他人から嫌われない、というような意味らしい。
(2019年03月17日訪問)
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昭文社 旅行ガイドブック 編集部 (編集)
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