プゥマワダジャパゴダからさらに山道を登っていくと華やかな山門が見えてくる。
どうやら参詣してOKそうなお寺があるようだ。
山門をくぐると屋根付きの石段が続く。
かなり奥が長そうなのでサンダルを履いたまま登ってよさそうだと判断。こういう寺では、もし脱いでいくとしてもサンダルは手に持っていったほうがいいだろう。この先にどんな地形があるかわからないからだ。
石段の途中にはムチャリンダ仏。
さらに登って行くとパゴダに行き当たる。
8基の子パゴダをもつ立派なパゴダだ。
パゴダ拝殿はないが、なぜかシンティワリ堂がパゴダに背面して建っている。
多くの場合、こうしたサブ的なお堂はパゴダと対面して外周を取り巻いているものだ。
タコンタイは2本ある。ひとつはナーガが巻き付いたもの。
もうひとつはゾウがいる。
シンウーパゴ堂。周りに水が溜められている。
このレベルにはほかにも小さなお堂が並んでいる。こんなふうに動物や聖人の色鮮やかな像が並んでいる場所を参詣するのは楽しい気分になる。
たぶんミャンマー人的にも楽しいんじゃないかと思う。
こちらは初転法輪仏。
ムチャリンダ仏、シンティワリ、シンウーパゴ、初転法輪仏は定番の組み合わせといっていい。
四面仏堂。
内部には四面仏を祭った柱がある。あまり見たことがないタイプのお堂だ。
このお堂には寺男とその家族かと思われる人たちがいて、歓待してくれた。
男が持ち出してきたのは、自然の蔦が蛇のような形になったもののコレクション。
すごいだろう、さあ写真を撮れ、みたいにいわれる。
ミャンマー人ってほんと写真好きだよね。
お茶菓子をご馳走になった。
小豆入りのおこわ、ラペトゥというお茶を発酵させたつまみと、揚げせん。
この場所には講堂もある。
講堂の中を見せてもらった。
こちらは土地の神様かなにかか。日本でいう鎮守社に相当するもの。
パゴダがあるレベルからさらに階段が続く。
登ってみよう。
得度堂と思われるものがあった。
その向かいには内部に入れるパゴダ。
中はゴールデンロック的なものと四面仏。
得度堂の横には菩提樹があり拝殿が付いている。
得度堂の裏にはまた石段が・・・
キツイな、でも登るしかない!
得度堂のレベルを俯瞰。
小さな背の高いパゴダをすぎて、
この寺で一番高いレベルに到達。
けっこう豪華なパゴダが並んでいた。
メインのパゴダは覆鉢部分が球体というめずらしい形状だった。
このレベルからは山を巻く道があった。
どうやら前回のときに訪れたシュエミンディンパゴダのあたりに通じているっぽい。
けっこう登ったな・・・
タトン山脈の山岳寺院を巡るっていうことは、こうして一つ一つ山に登るっていうことなのだ。
(2019年03月27日訪問)
日本の伝統木造建築: その空間と構法
単行本 – 2016/8/8
光井 渉 (著)
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