西養寺。大久野島に渡るまえに海蔵寺を訪れ、そのときにこの寺の前を通ったのだが、フェリーの出港時間が迫っていたので素通りしていた。

大久野島から戻って、もう一度訪れるのは効率が悪いのだがしかたがない。

山門は四脚門。

門を入るとすぐ左側に水盤舎がある。

二本の柱で建っているが、タバサミのような板がついていて安定は良さそう。珍しい建築だ。

本堂は江戸時代まではさかのぼりそう。

境内は港町の寺らしく狭い。

本堂の前にはソテツとクロマツが生えている。クロマツは這わせてあり、それがさらに境内を狭く感じさせている。

庫裏は玄関の横に小部屋がつき出した造りで、誓念寺と少し似ている。この造りには呼び名がありそうな気がしてきた。

境内には他に、鐘堂と土蔵。