これまでに見てきた三原市の寺は、三原城の東側の寺々であった。ここから紹介するのは、三原城の西側の寺町になる。
西側の寺町だけで10ヶ寺の以上の寺院があるのだが写真のように道も狭い。路上駐車が許される雰囲気ではないので、車での移動は気を使う。こんな町での駐車場の選択ミスはすぐに10分、15分のロスにつながるので、日暮れ時にはわずかな油断もできなくなる。
法常寺は、三原市の西の寺町でも最も西にある寺だ。市街地から外れることもあり、駐車場はあるだろうとあたりをつけて車で移動。
想像通り広い駐車場があってまず一安心。急いで参詣する。
山門は四脚門だが、線の細い建物だ。
山門を入ると参道はクランク状に折れ曲がって続いている。
奥に見えるのは水子地蔵。
境内は庭木がよく手入れされていて気持ちがよい。
参道の途中には六地蔵堂。
参道をそのまま進むと突き当たりは玄関。
玄関の左側は本堂。
本堂は重層
庫裏は切妻の立派な庫裏。こちらも改修されている。
古い材木を残して修理するのは、新築するのよりお金がかかるのではないだろうか。
本堂の左には鎮守社があった。
(2002年08月26日訪問)
古建築の細部意匠
単行本 – 1972/6/10
近藤 豊 (著)
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