筑紫橋

重量制限0.1tという日本最小の標識がある吊り橋。

(和歌山県那智勝浦町南大居)

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ちょいと前にtwitterでバズったことがある吊り橋、筑紫橋。近くだったので行ってみた。

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この橋は重量制限の標識が0.1tとなっていて、日本で最も重量制限が厳しいとされる。0.1tというと100kgだ。

もっとも標識がついていないだけで、より脆弱な橋は日本中にたくさんあるので、実質的にはこの標識が珍しいといえるのかもしれない。標識はだいぶ錆びていて、いつまで見られるのか心配だ。

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主索は県道を挟んで反対側の崖に固定されている。

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橋の左岸には川を監視するライブカメラがある。

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2011年の台風12号でこの一帯は大きな被害を受け、この筑紫橋も流出した。そのため現在の橋はまだ新しいものだ。

新しい橋はそこそこしっかりしているので、100kgの荷重がかかってもまったく心配ない。

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対岸の山ぎわには数軒の人家がある。基本的にこの地区に住む子どもたちが対岸の小学校へ通学するための橋なのだろう。子どもがいればだが・・・。

少し離れたところに車道の抜水橋があるので、住民の日常生活で使われることはなさそう。

行政的には、2011年の水害の後よく架橋し直したものだと思う。四国では水害のきっかけで消えた橋をいくつも見てきたから。

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橋上から上流を見た様子。

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橋上から下流を見た様子。

冬だからか、水量が少なく感じる。

(2024年12月16日訪問)