中津の沈下橋

堰の上流の穏やかな流れの中にある。

(徳島県佐那河内村下中津)

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きょうは園瀬川の下流からいくつかの沈下橋を見て、最後には下佐那河内村の中心部あたりまで来たところで日が暮れてしまった。

穏やかな山里の冬の夕暮れ。遠くには大河原高原の山並みがシルエットになっている。

沈下橋もあと1ヶ所か2ヶ所くらいしか見れそうにない。

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中津という集落のあたりで、国道に直接面した沈下橋があった。

斜路もあり、軽車両なら通行できそう。

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橋の上にはワダチの跡がたくさんついている。

見た感じ、通行しているのは軽トラなどの四輪車のようだ。

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橋のすぐ下流に堰があるので、橋の辺りは水が溜まっていて流れは穏やか。

水面には魚がたくさんの波紋を立てている。12月末だけど、水生昆虫の水面羽化でもあるのかな。

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土手の一部を切り欠いて斜路を造り、わざわざ低い場所に橋が造られている。

素人考えだと、付帯工事も含めたら抜水橋を造ってもそれほどコストは変わらないんじゃないかと思ってしまうが。

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実際、ひとつ下流にある橋は抜水橋だ。

➡ 場所

この橋は橋床が道路と同じ高さにあるが、欄干がない。このように道路と同じ高さにあるものの冠水を想定している橋は関東平野のほうにはあるので、これも沈下橋の一種と言っていいのかもしれない。

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ひとつ上流にある、相合橋。

➡ 場所

こちらは冠水を想定していない構造だ。

(2006年12月30日訪問)