次の沈下橋、長生橋沈下橋が見えた。
四万十川って沈下橋が名物と言われるだけあって、適当に走っているだけでインスタントに沈下橋巡りができるのがすごいな。
沈下橋の数だけでいえば、徳島県にもかなりの数があるけれど分散していて一度に巡るのは容易ではないし、特に大型の沈下橋のある吉野川本流は川辺を走れる区間が限られるのでかなり意識的に巡らないといけなくなる。
この長生橋も国道からちょっと下りたところにあって手軽だし、遠望もしやすい。
きょうは別に沈下橋巡りをしようっていう気持ちはなかったのだけれど、適当に走っているうちにいつのまにか橋巡りになってしまっている。
国道を下りて、沈下橋へ向かおう。
橋の途中に1スパンだけ色が白っぽく見える箇所がある。増水で壊れたところなのかな。
これまで沈下橋の今風の文化財案内板みたいなのはあったけれど、この橋ではじめて橋の使い方のお願いみたいな看板を見た。
当たり前のことが書いてあるだけなのだが、2番目に「沈下橋で遊んだり、飛び込んだりしないで下さい」というのがある。
つまり、飛び込みする人がいるんだ!
基本的に自治体の看板で「川で遊んでいい」などと書かれることはない。どこでも基本的には川で泳ぐなくらいのことは書いてある。監視員のいるプールと違って、川では必ずおぼれる人が出るからだ。そのときの責任は回避したいという思惑が働くのは当然といえる。
この橋は川の流れが緩く、深みのあるところに架かっているので飛び込みにはもってこいの場所なのだろう。
真面目な人が現れて、「飛び込みをしたら即座に警察に通報します」みたいな文言に変わらないことを願う。
沈下橋の良さは川と一体感があることなのだから。
川に近づくなっていうのなら抜水橋でいい。
この橋は途中に道幅が広くなっているところがある。
小型車どうしならばこの場所を利用して離合できそう。
(2012年03月20日訪問)