第三分団屯所の火の見櫓

町屋居抜きの屯所の屋上に強引に火の見が。

(長野県下諏訪町大社通)

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諏訪大社下社秋宮の参道に来ている。

友人の家族と一緒に下社春宮/秋宮を参拝したのだけれど、友人家族の参拝ペースでお参りしたので写真は撮らず。だってね、、、いちいち摂社末社の類までチマチマ写真撮ってたら迷惑なので。

諏訪大社はいずれ改めて紹介するつもり。

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さて、下社秋宮の参道に巨大な火の見櫓がある。

下諏訪町消防団第三分団屯所の屋根の上に載っている。

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この屯所、元々は門前町の仲見世だった建物の居抜きだ。しかも正面は看板建築でモルタル造だけど、たぶん切妻瓦葺きの木造建築で、明治~戦前くらいの町屋だと思う。

その屋根の上にこんな鉄骨の塔を載せて大丈夫なのか?

しかも櫓に上るハシゴの付き方が笑っちゃうほど強引!

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ハシゴは建て増しした旅館みたいにあっちこっちについている。

てっぺんまで登るハシゴは屋上から伸びていて、途中に踊り場が1ヶ所あるが、それ以外に道路側にも半幅のデッキがある。このデッキ何のためにあるのだ?

踊り場も無駄に広くて、盆踊りの櫓みたいに何人も登れそう。

とにかく色々とカオスな望楼だ。

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この屯所の裏側は銭湯の「菅野温泉」。

下諏訪は中山道の宿場町であり、同時に温泉街でもあるのだ。

2022年現在、この居抜きの屯所と火の見櫓は取り壊されてしまってもうない。小奇麗な屯所が新たに建った。

(2013年04月29日訪問)