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周遊道路、小豆島ブルーラインをさらに東へ。
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石門洞の入口があったところからすぐに次の寺が見えてくる。遠目には竜宮門っぽいものが見える。
清見寺の奥の院、仏ヶ滝だ。
「滝」といっても水が落下する瀑布ではなく、小豆島ではいくつかの山岳寺院に「○○滝」という名前が付いている。そういう言い方の理由は聞いたような気もするが、どうもはっきりとは思い出せない。瀑布のことを現代では「たき」というが、平安時代には「
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すぐに寺のまえに到着。
背後に巨大な集塊岩の柱がそそり立っている。その手前にある大きな唐破風は、どうやら洞窟への入口っぽい。
早くも2つ目の洞窟寺院発見。
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短い石段を登って境内に入ると左側に信徒休憩所のような建物。
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ほかに本堂のようなものはなく、洞窟が本堂になっているのだ!
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洞口の右側にある、竜宮門っぽいものは鐘楼だった。
袴腰の部分が亀腹のようになっていて、屋根の上には九輪。つまりこれは竜宮門というより、宝塔型の鐘楼なのだ。
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さっそく洞窟へ入ってみよう。
これはたぶん元々自然の洞窟があったのを、掘って広げたものじゃないか。
入口は狭いが中は広くなっている。
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洞窟の中央には掘り残して造った岩の柱がある。そこに本尊の不動明王が祀られていた。
こういうしつらえが上手いなぁ。
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背後にはステージのような構造があるが、鎖が張ってあって登ることはできない。
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あれ~? 洞窟の中で護符を売ってる?
しかも陳列台の後ろに障子があって、中から光が漏れているではないか。人が常駐しているのだ!!
洞窟寺院の中に人が常駐って、これまでほとんど見たことないんですけど~
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洞窟が本堂であり、庫裏でもあるとう素晴らしい洞窟寺院だった。
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続いて、宝塔型の鐘楼へ行ってみる。
なんと、こちらは二重螺旋構造。
もしね、この階段の途中に仏龕の数枚でも貼り付けてくれたら、即「さざえ堂認定」できるのだが。
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楼上に登ってみた。
上りと下りが別々の階段になっているのだ。
いや~、わかってるね。すっごくさざえ堂を意識した設計だ。
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鐘楼の楼上から庫裏が見えた。
完全に岩の中にめり込んでいる。
岩の途中から煙突が出ているのが興味深い。もしかして内部に2階でもあるのかな。
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楼上から見た境内の様子。
決して大きい寺ではないのだが、本堂の洞窟と、二重螺旋の鐘楼で大満足なのであった。
ここからは寒霞渓の山が見渡せる。
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小豆島の地質は標高の低い部分は花崗岩とそれが分解した土壌、標高の高い部分は集塊岩の上に安山岩が乗ったテーブルマウンテンのような地形。対岸の香川県の海岸沿いに多く見られる、いわゆるメサだ。
(2006年10月07日訪問)