シュエトーグエトーパゴダの前にも定置網が仕掛けられていた。
先ほどみた定置網は、V字型で水流を利用した簗といってもいい構造だったが、こちらは魚が垣網に沿って泳ぐうちにカエシのある箱網に入って出られなくなるという構造。
川の水は写真の奥から手前に向かって流れている。
その川全体を竹製のすだれ状の垣網で封鎖ししている。
垣網は大きく弧を描いていて、上流側から泳いできた魚は壁があるため左右に避けようとする。
すると垣網の両端にはカエシのついた箱網があって、この狭い部分を通り抜けた魚は元の方向に戻ることができず、箱網の中に貯まるという仕組み。
垣網の下流側には、
こちらは川を遡上する生き物を狙っているのだろう。川底に設置されているので、狙いはタウナギとかカニじゃないかと思う。
反対側の箱網。
私の見たかぎり、ミャンマーの川は日本の川よりも魚影が濃いように思う。
(2019年07月21日訪問)
日本木造遺産 千年の建築を旅する
単行本 – 2014/12/17
藤森 照信 (著), 藤塚 光政 (写真)
建築を学ぶ学生はもちろん、日本文化の深奥に触れたい読者には、非常に間口の広いわかりやすい内容です。藤塚氏が粘りに粘って撮り下ろした美しく迫力に満ちた写真も必見!
amazon.co.jp