きょうの最初の目的地ガドー村へ直行せず、その手前にあるコッラー村を経由していくことにした。
ここがコッラー村への入口。
コッラー村は村内にもたくさんの里門が並ぶ。
ひとつの門から次の門が見えているくらい密集しているのだ。
コッラー村は北と南の2つのエリアに分かれていて、その間に僧院がある。
その僧院を目指そう。
ほどなく僧院に到着。
山門の前には三角形の池があった。
その池の中に
内部は仏陀と、その脇侍のように2体のシンウーパゴが祀られている。
シンウーパゴはどちらも右向きだが、首の角度が微妙に違っている。
続いて、僧院の山門のほうへ行ってみよう。
山門は回廊に接続している。こういう型式の僧院は多い。僧院の敷地に入るにはこの回廊を通るしかなく、オートバイや四輪車も回廊の中を通行することになる。
わたしは今回は歩いて入るが、車が通るような回廊は裸足になる必要はなく、サンダル履きのままで咎められることはない。
回廊の内部。
ベンチの数がすごいな・・・。
絶対にこのベンチが満席になることはないと思う。
回廊をしばらく進むと、右側にタコンタイ(パゴダ付属の石柱)が建っていた。
タコンタイとパゴダのあいだに、城のような形をした塔があった。
似たようなものを、ヤーマニャニッカヤ僧院で見たことがある。どちらもモン州なので、モン仏教に関係する設備なのだろうか。
塔の途中には4体のマヌーシアがいる。これも以前見た設備と共通。
僧院のメインパゴダ。
4つの子パゴダを従えた須弥山型。
手前にはパゴダ拝殿がある。
パゴダ拝殿の内部。
仁王のように2体ならんだ仏陀。
パゴダ拝殿の内部からはパゴダを見ることができないことが多い。
パゴダを過ぎると、森の中にお堂があった。
得度堂かな。
さらに進むとまた別のお堂が。
用途は不明。
その付近にはお墓があった。
日本ではお寺=墓地のイメージがあるが、ミャンマーではお寺にお墓がないほうが普通。むしろお寺の境内にお墓があることは少ない。
回廊を進むと高床の建物があった。
これは僧房、つまり、修行僧が寝起きする建物ではないかと思う。
日本の禅宗寺院の構成要素として、東司(トイレ)、湯屋(風呂)が必須とされるが、日本では明確に東司として独立した建物を持つ禅院はかなり本格的な寺だけだ。
ミャンマーの寺では、東司、湯屋が明確に分離していることが多く、仏教の原初の形に近いのだろう。
こちらは水垢離場。つまり風呂である。
内部の様子。
お湯はなく、汲み置きした水をかぶるのだ。ミャンマーの庶民の生活としてはいたって普通。
雨季は気温が低くなりがちなので、朝はちょっと寒いくらいだろう。
こちらは何らかの倉庫ではないか。薪小屋とかそんな建物じゃなかろうか。
一番奥には大きな講堂があった。
全体的に言って、観光で入るべき寺ではなかった。私は入るけどね。
(2019年07月21日訪問)
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