ノゥプレイン村のゲート

街道の三差路に立つゲート。

(ミャンマーカレン州パアン)

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先週のイサディア洞窟訪問に引き続き、ビェッカ街道を走っている。じつはあのとき、もう1つ鍾乳洞を探すつもりだったのだが、イサディア洞窟の見学に予想以上の時間がかかってしまい、時間切れで鍾乳洞探しをあきらめだのだった。

きょうは午後から時間が空いたので、鍾乳洞探しの続きに出向いてきたのだ。

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イサディア洞窟やノゥプレインパゴダを過ぎてしばらく走ると、初めて通るエリアに入る。

初めて走る道というのは、距離にかかわらず私にとってはちょっとした冒険だ。カレン州はいまでも全域が外国人に開放されてはいない。変なエリアには行かないように注意はしているが、かといって州政府から詳細な立入禁止マップが提供されているわけではないし、立ち入りOKな場所でも非政府軍が検問所を作っていたりすとちょっと緊張することもある。

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初めて入る最初の村に、街道をまたぐゲートがあった。

ゲートの名前は「ポワティサマンダイン門」。あとで通訳さんに読んでもらったのだが、意味は不明。もしかするとこの村の僧院の山門なのかもしれない。

ゲートの横には井戸がある。

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場所は村へ入る三差路で、カレン州ではこうした場所に標柱や茶堂が作られることがある。ビェッカ街道でもここに来るまでに、コティ村の三差路に茶堂がある。

やはりここでも三差路の股のところに茶堂があった。

三差路が霊的な場所であるという考えは日本にもあるから、そのあたりは万国共通なのか。

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道の左側はガソリンスタンドになっていた。

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人がいたので聞いてみると、ここはノゥプレイン村とのこと。

実は数年前からスマートフォン用のVoiceTraという音声翻訳アプリがリースされていて、電波が入る場所なら地名を尋ねるくらいの意志疎通ができるようになっているのだ。東南アジアの言語に強く、日本語→現地語→日本語と再翻訳した結果も一緒に表示されるので、間違った翻訳がすぐにわかるという優れたアプリ。

NICTが世の中の役に立つこともあるんだなあ。補助金が終わったら突然サービス終了しそうで怖いけど、使えるあいだは積極的に使いたい。

(2019年02月25日訪問)