タトン駅

バゴー・モーラミャイン線の鉄道駅。

(ミャンマーモン州タトン)

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もう夕刻の時間も近いので、帰路につくつもりだがせっかくここまできたのでついでに見ておこうと思っている場所がある。

それがこの写真の建物。

わかりにくいのだが、鉄道のタトン駅である。

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駅前にはロータリーがあり、駄菓子屋のようなお店もある。他の駅をあまりみたことがないのだが、地方の駅としてはまずまず立派なほうじゃないのかな。

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サイドカータクシーが2台とまっている。客待ちなのか、あるいは客車から荷物を受け取ってどこかに運搬する契約になっているのだろう。

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建物はRC造の2階建て。

でも駅にありがちなシンボル的な意匠やオーナメントなどはなく、入口もこの薄暗いアーチの廊下のみ。

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廊下を通り抜けてホームへ入ってみる。

このジメッとしたアジア感じがなんとも旅情をさそう。

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廊下の先はいきなりホームになっているが、列車が通る場所とは金網で区切られていて、金網の手前が待合室的な機能になっているようだ。

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アーチの回廊がいい感じ。

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駅名標には「သတုံ(タトン)」「နောင်ကုလား(ナウンクラ) ⇔ ရင်းငြိမ်(リンィェン)」まだ見ず知らずの町の名前。

金網の切れているところからホームへ出てみる。

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上りのヤンゴン方面。

保線車両がとまっていた。たぶんバラスト運搬車。

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下りのモーラミャイン方面。

誰もいない・・・まだすぐには列車は来ないのか。

この区間を走る列車は以前に踏切の記事として紹介したことがある。

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時刻表と思われるもの。

1日に10本くらいの列車があるみたいだ。

雨季にタトンと隣町ビリンの間は国道が水没して自動車が通れなくなることがよくある。迂回する道路などないので水が引くまでヤンゴン方面との往来が遮断される。でも線路は水没しないで通れるという話も聞いたことがあるので、どうしても移動しなければならないときはこの駅から列車を利用すればいいのかもしれない。

(2019年03月27日訪問)