空港東の寺町通りに到着。
ここには衛星写真から何軒もの僧院が集まっていることがわかっている。
もっともどれも修行用の僧院であって、観光で入るようなお寺でもないこともリサーチ済み。ほとんどの僧院はスルーして、寺町通りの奥に見えるパゴダを目指すつもりだ。
でも、いくらも走らないうちに気になる僧院を発見。
これはもう完全に修行用の僧院、というか、寺が経営している私立学校という風情なのだが、一度くらいそういう僧院を紹介してもよかろうと思い、ちょっとだけ境内に入ってみることにした。
というのも、この僧院にはプールがあるのだ。それも表通りからよく見える場所に設置されている。
あきらかに「ウチはこんな設備が整った学校なんだよ」と誇示しているのである。
入学案内かなにかか?
僧院の名前はたぶんターマニジョウパリヤティサーディン僧院。
プール? だよね?
私が仕事で滞在しているパアン市には市民プールが1つあるが、それ以外は泉や滝壺や川や沼で泳ぐというのが普通。学校の遠足で泉や滝に行くとしても、泳ぎは学校で習うものではなくて、それぞれが日常で身に付けていくものなのだと思う。でもけっこうみんな泳げる。
ミャンマー全体でいえば、波の出るプールとかレジャーランド的なプールがが流行しつつあって、日本の昭和を彷彿とさせる。
境内はウナギの寝床みたいに奥に長い。
舗装された道が続いている。
講堂かホールみたいな建物。
ここだけ見せられたらホテルかと思うよ。
ゲストハウスかな。
奥のほうには僧房があったみたいだけれど、奥まで入らなかったから全容はわからなかった。とにかく、観光で入るお寺ではない、それだけは確かだと思う。
(2019年03月27日訪問)
本音でミャンマー~もうこの国の建前論はいらない~
単行本 – 2016/2/27
寺井 融 (著)
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