チャットンシーボ僧院

水に浮かぶ軽石がシンボルの僧院。

(ミャンマーモン州モーラミャイン)

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この三差路を右に行ったティーヤムセー洞窟寺で、野良犬にサンダルを隠され、時間、体力、気力を無駄に消耗。

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今度は三差路を左のほうへ行ってみる。

ステンレスパイプで作られた看板があり、チャットンシーボとある。「軽石」の意味らしいので、軽石寺とでも呼べばよいだろう。

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この寺は山の中腹に主要な伽藍は山の中腹にあるようだ。お寺の標高はせいぜい30~40mといったところ。

それでも暑季のミャンマーでは、楽々登れるということはない。

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伽藍の最も高い場所には、投入堂っぽいものも見える。

あそこまで行きたいな。

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寺の入口に到着。

ここでサンダルを脱いで行くのが本当なのだろうが、あの投入堂に行くのに岩場があると困るからギリギリまでサンダルを履いて登ることにした。

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境内まで登ると、荷物運搬用の索道(さくどう)があった。

索道とは、山の斜面や谷を越えて荷物を運搬するためのロープウェイ的なものである。

ちなみに私は、索道を見たら必ず写真は撮るというくらいには索道が好きだ。サイトの索引にも、林業のカテゴリに「野猿・索道」のキーワードを準備していたのだが、最初に掲載するのがミャンマーの索道になってしまった。

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動力は発動機。けっこう文明化した寺院だ。

重量を支える固定された「主索」と、ゴンドラを引っ張る「曳索」の2本のケーブルを用いるタイプ。ゴンドラは1台が行ったり来たりする。このような索道を「複線往復式」という。

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本堂はかなり質素な仏殿だった。

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ここに「軽石」が展示されていた。

水槽に入れられ、水に浮くことがわかるようになっている。見たところ、火山岩のいわゆる軽石であり、水に浮いて当然な感じの岩だ。

なにか伝説でもあるのだろうか。

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境内は山腹にあるため狭く、建物と建物が密着して並んでいる。

基礎が部屋になっているパゴダがあったが、軒から見上げるしかない。

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講堂と思われる質素な建物。

お坊さんからコピーで刷られたお寺のパンフレットらしきものをもらった。

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投入堂のほうへ行きたい旨を伝えたが、「あそこはダメ」と言われてしまった。

う~ん、残念。

途中の道が危ないからなのか、お坊さんだけが入れる場所なのかはわからなかった。

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山の麓に新しい伽藍を建設中だった。

僧房だと思われる。

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この寺からフンメ山へ行く道はやはり見つからなかった。

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山頂に立ってみたいなあ・・・。

でも道がわからない。

きょうはあまり目的もなく出てきたので、ジャイン川の左岸についてはまったく地図を見てこなかったのだ。

昨日ズェガビン山の東参道を登っての今日なので、ちょっと疲れもある。きょうはこれで引き上げることにする。

このフンメ山はかなりの心残りなので、いずれまた訪れることになるだろう。

(2015年04月26日訪問)

ビルマの大いなる幻影: 解放を求めるカレン族とス-チ-民主化のゆくえ

単行本 – 1996/5/25
山本 宗補 (著)

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