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アウジーダゴン僧院のすぐ南側にまた路地があった。どうやら面白いものがありそうな感じの場所である。
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「WELCOME TO WATERFALL」とある。
滝があるようだ。
ズェガビン山は石灰岩の急峻な山塊なので川はなく、滝があるとも思えないのだが、とにかく入ってみることにした。
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道の右側は沼のような緩やかな川になっている。
この水が滝から来るのだろうか。
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途中、中島にパゴダがあった。頼りなさそうな竹製の丸木橋で島に渡ることができる。
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こういう竹の橋は何度か渡ったが、けっこう丈夫で安心して渡れるものだ。
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道を300mほど進むと、いわゆる海の家みたいな茶屋が何軒か並んでいるところに出た。
よく見ると、先ほど入った僧院の隣の敷地である。僧院の境内を通り抜けてここに来ればよかったのかもしれない。
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茶屋の裏手には大きな池があって、30~40人くらいのパアンっ子が水遊びに興じている。
ミャンマーでは「滝」といえば、ほぼ滝つぼで泳ぐための場所を意味するのである。
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浮輪のレンタルもある。たぶん料金は1,000チャット程度だろう。
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浮輪のレンタル率高し。
以前に訪問したコウカッタンの水浴場よりは広くて水深もある。
パアン市街からの距離は、ここもコウカッタンも同じくらいなので、泳ぐだけの目的ならこちらの水浴場のほうが良いように思う。
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もちろん、着衣のまま濡れそぼった美少女も堪能できる。
ミャンマーでは女性は服を着たまま泳ぐ。男性もだいたい上半身はTシャツなどを着て泳ぐことが多い。
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子どもたちが飛び込みのテクニックを競っていた。
上手な子はバク転したり、水に浮かべた浮輪の穴に飛び込むというようなことをしていた。
この手の浮輪は穴の内側にバルブが出ているので浮輪にはまって遊んでいるだけでも怪我しそうで怖いのだが、大丈夫なんだろうか。バルブ取ってあるのかな。
![写真](34donintaki10.jpg)
水浴場は2区画に区切られていて、こちらは上流側。
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上流側のプールには家族連れが多い印象だった。
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プールとしての広さは充分ある。
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シャンプーで頭を洗う人。
川で泳ぐと髪がよごれてパサパサになるので、こうして汚れを落とすのだろう。もちろん泡はプールに流してしまう。
プールでの洗髪はわりとよく見る風景である。
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上流側のプールの最上流部。地下水がわき出ているようだ。
だが、いくら探しても「滝」と思われるものが見つからない。ここから山のほうに行く道でもあるのかと思って探したが、どうもそうした道もないようだった。
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水は洞窟から湧き出ている。
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ズェガビン山脈の地形を航空写真で見ると、この崖の上はかなり大きな窪地になっている。もしかしたらウバーレかもしれない。
石灰岩地形の窪地に降った雨水は、底の鍾乳洞に流れ込んで山麓でこのように湧き出すのである。
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水はきれいだが、このあたりは冷たいからなのか、あまり人がいない。
こんなところにもカエルの像が。
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湧泉の先には紡錘型の不思議なパゴダが並んでいた。
このパゴダのほうに行ってみることにしよう。
(2014年07月06日訪問)