入山峠へ向かう県道92号線の西野牧集落付近。道路から集落の畑を見ていたら熊棚に気付いた。
熊棚とはツキノワグマが樹に登って餌を食べた痕跡である。この村では熊が集落の中で農作物を食べても、それを止めることができないのだ。現代、つまり21世紀の前半は人間が森や動物の力に負けて山間地から押し戻されている時代と解釈できるだろう。
県道92号線をさらに登って、軽井沢I.C.付近まで来た。
高岩という奇岩が目を引く。
こんな細い樹の先っぽに、大きな体でよく登るものだと思う。
尾根をみると至るところに・・・。
たぶん、このあたりの人口より熊の数のほうが多いんじゃないかな。
(2010年11月23日訪問)
地図でめぐる 日本の県境100
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西村 まさゆき (著)
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