浄土真宗正覚寺。
三ケ根山を下って海岸部の国道247号線に戻り、吉良町へと西進する。このあたりは前回の旅で金蓮寺を訪れているので二度目となる。
国道を走っていたら相輪のようなものが見えたので、Uターンして相輪を目指したが、目測を誤って隣の別の寺に着いてしまった。それが正覚寺だった。
寺の前の道は地図を見る限りでは街道筋ではなく、何でもないような住宅地の道に寺は東面している。
私は間違って入ってしまった場合でも、なるべくその寺にもお参りすることにしている。
一期一会の気持ちをもってお参りすれば何かしら発見があるかもしれないからである。
正覚寺は思ったより立派な寺で、山門は腰長押付きの四脚門だった。
山門を入って正面に本堂がある。正面7間の立派な本堂である。浄土真宗の名刹は東面した伽藍配置が多い気がする。正覚寺も名刹にならって東向きの伽藍としたのであろうか。(仏教や神道の伽藍は南面が基本。)
そのため、人通りの多い街道側に山門がなく、住宅街の側に山門を配するという不思議な境内となり、結果として私が迷い込んでしまったというわけである。
境内の左側には、鐘堂、水盤舎、御影堂(?)があった。(?は扁額が読めなかった。観音堂だったかも知れない。)
本堂の右側は渡り廊下になっていて、庫裏へとつながっている。これも浄土真宗の寺にありがちな構造。
渡り廊下の途中に玄関があるが、玄関部分だけで2階建てになっていた。
(2001年11月23日訪問)
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ブログ『扁平足』の作者が執筆した東日本の石仏の本です。写真は少なめですが、撮影場所はすべてわかるように書かれています。