北岡東古墳

古墳時代後期の円墳。横穴式石室が開口。

(徳島県阿波市阿波町北岡)

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御大典記念碑のところから坂を登ると、北岡公民館がある。

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公民館自体は特筆すべきことはないと思うが、この公民館の庭というか隣りの敷地に古墳があったので、見ていくことにした。

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小さな円墳で、舌状大地の先端部分に位置している。

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名前は北岡東古墳。

ということは北岡西古墳もどこかにあるのかな。

特徴としては三味線胴式玄室を持つとある。玄室の四方の壁が三味線の胴のように湾曲している石室の方式だ。

玄室の天井が持ち送りで支えられているとのことで、この地方としては段の塚穴石室というドーム状の石室の形式がありその変種といえるかもしれない。

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一時的なものかもしれないが石室が開口していた。

たぶん熱心な人ならほふく前進で入る! 自分は入らないけれど。

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墳丘は崩壊しはじめていて補修工事が進行中だった。

(2005年03月06日訪問)