豊橋市の宿を出て、まず豊橋平野の北部の山沿いの寺社を巡る。最初に向かったのは豊橋市の北のはずれの賀茂神社だ。周囲は柿畑。すでに柿が実をつけていた。
賀茂神社に着いたのは決して早い時刻ではないのだが、まだ頭がさえきっていない。午前の太陽がまぶしくて仕方がなかった。
神社の門前には朱塗りの反り橋がかかっていて、下は菖蒲園になっている。
境内は左図のごとし。太鼓橋を渡ったところに朱塗りの金剛垣と鳥居があり、その先の長い参道を進むと正面に賀茂神社。そして馬場のような場所を左のほうへ進むと貴船神社がある。
ここでは貴船神社もまとめて賀茂神社のと一部として紹介する。
参道には丸山古墳というような標記があったので、途中で寄ってみようかと思ったが、やぶ蚊がすごくて途中で逃げ帰ってきた。
まったく、人や獣もほとんど来ないこんな森の中でどうしてあんなに大量の蚊が潜んでいるのか不思議でならない。
賀茂神社の入り口。右側には水盤舎、正面に四脚門(門扉付き)がある。
賀茂神社拝殿。
本殿は檜皮葺きの流造。
賀茂神社の前には社務所。比較的新しい建物だった。その他に絵馬堂がある。
社務所と賀茂神社の間にある道はおそらく馬場ではないかと思われる。流鏑馬などを奉納するのではないだろうか。
途中にあった粟島神社。
貴船神社。武骨な拝殿だ。
本殿は波板で囲まれていてよく見えないが、銅盤葺きの流造。それほど古いものではないだろう
貴船神社の前には神楽殿、弓道場、馬屋(写真)があった。
乗馬料金大人 800 円、子供 600 円、上級者 1,500 円などと書かれていた。馬の姿はなかったが、営業中と書かれているので、申し込めば乗れるのかも知れない。神社の境内で乗馬ができるというのはななか変わった体験ではないだろうか。
(2001年10月07日訪問)
増補新装 カラー版日本建築様式史
単行本 – 2010/3/24
太田博太郎 (著, 監修, 読み手), & 12 その他
日本建築様式史の全過程を、第一線研究者の解説、280点余の写真・図面、充実した巻末資料により、活用しやすいコンパクトな1冊に凝縮。
amazon.co.jp