矢掛町の町並みのなかにあった寺、観音寺。
北向きの参道は細い路地で、よく注意していなければ通り過ぎてしまうような寺だ。
ぜひ立ち寄りたいという強い意志があったわけではないが、あとで車でチェックできそうにない立地だったので町並み散策の途中で立ち寄った。
山門は四脚門。
境内は普通の農家の庭先のような感じで、夕方の時刻とあいまって物寂しい雰囲気。
写真は庫裏。
中央に本堂があるのだが木に隠れて写っていないひどい写真だ。だが「ひどい写真になったなぁ」と思いながら、それ以上には心が動かなかったのがこの日の午後なのである。
日頃の「町中の寺を一つ残らず見てやろう」というような執着もうすれ、目的の総社市に着く前に日が暮れようとしているのに旅を急ぐ気にもならず、小さな宿場町をぶらぶらと散策するうちに時間が過ぎていくのだった。
(2001年05月04日訪問)
東国里山の石神・石仏系譜
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田中 英雄 (著)
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ブログ『扁平足』の作者が執筆した東日本の石仏の本です。写真は少なめですが、撮影場所はすべてわかるように書かれています。