先ほどの槻川小横の飛石付近が「
村の野球グラウンドのある場所にふれあい橋という橋がある。その下に堰があるのだが、半分土に埋もれ、草が生えていて堰の形がはっきりしない・・・。
Google Eearth で2015年の航空写真を見てみたのがこちら。
一般的な堰は川の流れに直角に最短の幅で造られる。それに対して、川の流れに斜めに造られるのが「斜め堰」だ。出水時に堤体かかる水の力を受け流すために考えられた工夫だ。
現代では堰は流れに対して直角に造らなければならないとされているから、必然的に斜め堰は古いものが多い。徳島の第十堰などが斜め堰の例である。
左岸側は破損していて、全長の半分くらいは堰として機能していない。
斜め堰を修復するのには異論が出て、直せないままになっているのかもしれない。
何ヶ所かに堰板をはめた水吐きがある。
斜め堰では用水の取水口に向かって漏斗のように狭まっていくので取水目的としては効果が高い。
一方で、用水路に向かって流速が速くなるため、用水路に砂が流れ込みやすいのではないか。
取水口の近くにいくつか砂吐きがあるけれど、出水のときには砂利や石などが用水路に詰まるのではないかと思う。
(2025年11月30日訪問)
