木頭名の虚空蔵堂

弘法大師が子の地で祈祷をあげ構造菩薩像を彫ったという。

(徳島県那賀町木頭名)

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黒滝寺の縁起のよれば、龍退治のため竜王山へ向かう弘法大師がこの地で一泊し、祈祷をあげて虚空蔵菩薩像を彫り上げたという。ここの地名「木頭名」は弘法大師が祈祷をあげたことから「祈祷名(きとうみょう)」が始まりだという。

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その地にある虚空蔵堂。

ここに伝説の虚空蔵菩薩が祀られているのか。事実なら平安前期の仏像ということだから、状態次第で国重文くらいにはなるだろう。

本堂も籠り堂も固く閉ざされていて、内部は一切見られなかった。

(2004年06月04日訪問)