肱川の河口部は山脈が直接海に落ち込んでいるので、大きな川の河口部にみられるような平野がまったくない。
長浜の町は国道378号線の内側のわずかな面積しかなく、その土地はもともと砂嘴だったのではないか思われる。
主な町並みは長浜大橋から伸びる街道で、古い町屋が所々に見られ、裏道には色街っぽい雰囲気の家も散見されるが、輸送が船からトラックに代わり、国道が付け変わったいま、街中にはあまり活気もない。
昼食を取ろうと、食堂を探して街を2週くらいしたけれど、入りたい店を見つけることができなかった。
街の中を回っていたときに見かけたお寺のひとつ。
福成寺。
これから大分へ行こうっていうときに愛媛であまり寄り道もできないのだけど、せっかくだからお参りしていこうか。
山門の薬医門を入ると右側に宝形のお堂がある。
その横にはシャッターの降りた車庫みたいな下屋があるけれど、入口に段差があるので乗用車が入ることはできず、もしかしたら霊柩車か輿の倉庫ではないのかな。
宝形のお堂の内部。
本尊は厨子に入っていて見えない。観音堂とか、そんな感じ?
山門を入って左側には鎮守社がある。
・・・あっ、本堂の写真撮り忘れてる!
お寺に参詣して本堂の写真を撮り忘れるってまぬけだけど、けっこうあるのよね。引きが足らず見上げる構図になってしまうので少し離れたところに移動してから撮ろうと思っててそのまま忘れるパターン。
最近は構図が悪くてもとりあえず正面から本堂の写真は撮るように心がけてはいるけれど。
本堂は山門を入って正面に入母屋の瓦葺きの方丈風の建物、右側に玄関と庫裏があった。
(2008年09月13日訪問)