川島城の丘陵、「城山」を歩いてみる。
城山には模擬天守と神社、寺院があり、全体が公園になっている。まず天守閣に近い側の川島神社にお参りする。
案内によれば、この神社はもとは善入寺島にあった浮島八幡宮を中心として大正5年にいくつかの神社を合祀して、この場所に建てられたものだという。
善入寺島は城山の横の吉野川にある日本最大の中洲で、以前は村があったのを大正時代に立ち退かせて遊水地にした。現在は農地があるだけで無人島になっている。
浮島八幡宮は中世に八幡宮に改名されたがそれ以前は忌部神社だったといわれる古い神社だ。
社殿は独立した拝殿の後ろに中門と玉垣を巡らせた本殿という構成。
中門は妻入りの薬医門、本殿は千木堅魚木を載せた三間社流造。
拝殿の右手には護符売り場、水盤舎がある。
拝殿の左手には社務所。
(2002年08月25日訪問)