アラウンチャンビャ川の定置網①

川の定置網漁をみせてもらった。

(ミャンマーモン州モーラミャイン)

きょうは日曜日。仕事のスケジュール上の最後の休日である。今回のミャンマー滞在で行ってみたいと思っていた場所はすべて見終わり、きのうはボーナスともいえるピタカ街道方面のチェックも終わった。

仕事のデスクワークもほぼ片づいたので、ホテルで一日中寝ているか Netflix で映画でも観て過ごしてもいいのだが、そうもできない理由がある。雨季のためホテルには宿泊客がほとんどおらず開店休業状態。昼間に停電しても自家発電機を動かしてくれないのだ。エアコンが止まってしまえば締め切った部屋になど1時間もいられない。フロントデスクに文句を言ってみたが、一向に電気が戻る気配がない。もしかしてきょうホテルに滞在しているの、私一人なのか?

仕方がないので、ホテルを出て外でブラブラすることにした。

特に行きたい場所もないがモーラミャイン方面にでも行ってみようか。そしてロッテリアでフルーツパフェかき氷でも食うか。

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モーラミャイン方面へ行くといっても、モーラミャインにどうしても見たい場所があるわけでもない。

そこでまずガドー村へ立ち寄ってみることにした。私が滞在しているパアンからは約40km。カレン州とモン州の州境はドンタミ川→サルウィン川→ジャイン川だが、このガドー村エリアだけが川の北岸でモン州の飛び地になっている。

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ガドー村エリアでは以前にコーナッ寺院に行ったことがあるが、村全体を見たわけではなかった。きょうはもう少し細かく村の中を見てまわるつもりなのだ。

きょうは梅雨の晴れ間、いや、雨季の晴れ間で気持ちがいい天気。

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パアン・モーラミャイン街道から、ガドー村への枝道に入ってすぐのところで大きな定置網があった。

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漁小屋もあって、お兄ちゃんがいままさに漁をしているところだった。

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私「ミンガラバー、写真とっていい?」

兄「撮るならカメラフィー必要だよ」

私「え~、ならいい、撮らない」

兄「ウソだよ~、撮っていいよ」

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もしかして半分本気だった?

でも気のいいお兄ちゃんだった。

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川はけっこう水量があって、流れもある。

V字型の堰で川を下る魚を網に集めるという仕掛け。

ただ、網には落ち葉なども大量に流れ込むので、定期的に取り外さないといけないようだ。

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漁小屋の中で、落ち葉と魚を仕分ける作業をしていた。

主に獲れているのは、日本でいうハヤみたいな種類の魚だった。

いるかと思っていたカニ、エビは見当たらず。

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きょう獲れた大物はこれ。

ハゼの仲間かな。たぶんこれは美味しいやつに違いない。

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川のフグもいた。これは食べないんだろうな。

緑色が綺麗なので、日本だったら観賞魚になりそう。

(2019年07月21日訪問)