タトン山脈の尾根道を北上する。
ミャザベィパゴダの山上伽藍が見えてきた。このパゴダはタトン市内から階段だけで登ることができる。街からの標高差は200mくらいか。
もし車がなくて、どうしても尾根筋の寺々を見たければ、このパゴダまで階段で登って、尾根道を歩くのが最短だ。でも実際にはこの尾根道を徒歩で移動する人がいるとはちょっと考えにいし、あまりオススメはできない。
ミャザベィパゴダは過去に訪れているので今回はスルー。
そこから少し北にあるパゴダへ向かう。
以前に「行ってみたい」と書いた場所に来ている。
山門には足場が組まれていた。いま下地になる漆喰が塗り直され、おそらくこのあと金色のペンキを塗るのだと思う。
パゴダの名前はトグナボミ・スッドンピェ・シュエ・セィテ。上の欄外に「သာမည(ターマニャ)」って書いてある。
パゴダは四角いビルみたいな形の基壇に小さな仏塔がいくつも載っているというあまり見かけない型式。
以前の写真ではボディは白だったが、お色直しで全体が金色に塗り変えられている。ホント、パゴダのお色直しは頻繁だな。
ボディの中ほどに見える丸いアイコンは右が月、左が太陽を表わすもの。ウサギとクジャクがいるとされている。
基壇の四方には拝殿が付属していて中には仏陀。
基壇は単純な四角柱ではなく、四隅はパゴダにありがちな几帳面になっている。
まだ塗り直された直後みたいで、太陽に映えて輝いている。
タコンタイ。
上半身裸のお兄ちゃんは、ペンキ職人。まだ塗り直しの作業は続いている。
鐘つき柱。
パゴダの裏側のほうへ来てみた。
聖人紹介所。
中にいるのは気持ち悪いほどリアルなターマニャ僧正。どうもこのパゴダはターマニャ僧正をたたえるパゴダみたいだ。山門にもターマニャの名前があったからな。
境内から見たミャザベィパゴダ。
このパゴダまでは距離がわずかなので、ミャザベィパゴダ山上伽藍から歩いて訪れてもよさそう。
ここからさらに北へ行くと、このパゴダの本坊と思われる寺がある。
尾根道は寺の敷地を通過。
得度堂かな。
(2019年03月17日訪問)
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