雨が激しくなってきた。傘を差してもカメラのレンズに水滴がつき、常にカメラをぬぐいながらの撮影。寺から寺への移動も普段より時間がかかっている。
ここは円成寺。洞光寺から西へ200mほど行ったところにある寺だ。寺の前は旧山陰道が通り、街道の風情がかすかに残っている。
現在、寺は宍道湖から200mほど内陸になっているが、以前は寺の裏が湖岸だったのだ。
寺の境内は少し山の上にある。山門は薬医門。
山門を入って右側に鐘堂。
鐘堂と山門の横に六地蔵堂。
山門を入って左側には鎮守社。鎮守社の形状が、こころなしか大社造りっぽい。
この鎮守社の後ろには大きなモミの木(?)が生えている。上部が切られているが、この寺のアイコンとなるような樹だ。
山門を入った正面は玄関になっている。その右側は庫裏。
本堂は山門からは左にそれている。通路は来待石でできているが、雨で濡れて滑りそう。
そして、ここにもまた本堂の前に独立した中門があった。
どうやらこれは松江の寺の特徴と言ってよさそうだ。
様式に名前があるのかどうかはいまのところ不明。
本堂の左側には子育て観音堂。
本堂の前には石造多重塔があった。
(2005年05月01日訪問)
まっぷる 旅でめぐる法然上人 (まっぷるマガジン)
ムック – 2023/9/11
昭文社 旅行ガイドブック 編集部 (編集)
法然上人ゆかりの地や霊場、全国のある浄土宗寺院をめぐることで、法然上人と浄土宗が身近に感じられる旅のプランを提案します。
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