きょうの旅程は大根島を見て終わりの予定だったのだが、夕食後ひとやすみしてからまた外出することにした。
目的地は松江市からは一山越えた日本海の海岸線、桂浜海水浴場。
この季節、この海水浴場では夜光虫がよく見られるというのだ。夜光虫はプランクトンで、刺激を受けると青い光を発する。初夏など夜行のフェリーでデッキに出て海面を見ていると、波頭が青く光ることがあるが、いままで海岸から見たことはない。
以前に紹介したウミホタルもプランクトンだが、ウミホタルは海底のプランクトンなのでトラップなどで採集しなければならないのに対して、夜光虫は水面にいるプランクトンなので手軽といえる。
桂浜は、潮の流れや風向きなどで湾内に夜光虫が吹き集められる地形なのだろう。案内図で加賀漁港と書かれているあたりが観察ポイントらしい。
行ってみると、波打ち際で波頭が青く光っている。海岸に落ちている石を投げ込むと、その部分だけが一瞬青く光る。
この当時のコンパクトデジカメは夜間の撮影などほぼできないような性能だったにもかかわらず、手持ちで撮影して光が写るほどなのだ。実際に肉眼で見るともっと光は強く感じ、色も美しい。こういうことはまだデジタル機器は肉眼に及ばない。
もう夜中の23時すぎなのだが、数人の若者が来ていて、血気盛んな男子が彼女にいいところを見せようと海に飛び込んだ。
波をけ立てて泳ぎ廻ってくれたおかげで、その部分は広い面積が青く輝いた。
徳島の付近でも瀬戸内海側には夜光虫が見れるはずの場所があって、わざわざ見に行ったこともあるが、これまで見れたことはなかった。
桂島がどのくらいの確度なのかはわからないが、かなりの確度で観察できるのではないかという気がする。
良いカメラと三脚をつかって長時間露光でもすればもっと美しい光景が撮影できるだろう。
(2005年04月30日訪問)
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