東光寺観音堂

まわりにミニ観音霊場がある。

(山口県下松市桜町3丁目)

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岩国市の宿を出て西へ向かう。きょう最初の目的地は下松(くだまつ)市の花岡八幡宮だ。

だが地図を見ていると、近くの山の中に小さなお寺「東光寺観音堂」という表記があった。理由はないのだが、なんとなく立寄ってみた。

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場所は団地が造成された里山の一角で、その当たりにはまだ森が取り残されていた。

比較的近くまで車でアクセスできる。

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方3間の宝形の観音堂と、篭り堂が付属するだけの小さなお寺だった。

寺自身は周南八十八ヶ所霊場の52番になっている。

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周囲には石仏が並んでいる。

どうやらミニ観音霊場のようだ。

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おそらく西国三十三の写し霊場と思う。

この石仏をお寺に見立てて廻ることで、西国霊場巡りをしたのと同じ功徳を得ようという装置だ。寺のお堂は丘陵を削って作られた前方後円墳の上にあり、その周囲に石仏が並べられていて歩けるようになっている。

当サイトではミニ霊場を、地域型裏山型境内型堂内型の4タイプに分類している。これは裏山型になる。

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あとで知ったことだが、この観音堂から石段を降りて行くと泉所寺という別の寺があることがわかった。この寺が本坊で、東光寺が山上伽藍的な感じで、ひとつの寺なのかもしれない。

(2003年09月04日訪問)

福岡県の仏像 (アクロス福岡文化誌 8)

単行本 – 2014/3/30
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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