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岡山・水車と鍾乳洞を巡る(6日目)

昨日に引き続き、阿哲台の鍾乳洞を巡る。これで、阿哲台で一般人が見ておくべき鍾乳洞はだいたい見たことになる。

広域地図

昨日に引き続き、岡山県央のカルスト地帯である阿哲台(あてつだい)の鍾乳洞を巡る。

阿哲台には観光鍾乳洞が多く、また、観光鍾乳洞ではないものの一般人が洞口をのぞき込めるような著名な非観光鍾乳洞がいくつかある。昨日と今日でそうした阿哲台の一般人向け鍾乳洞をあらかた見ることになる。と同時に岡山県全体で一般人向け鍾乳洞の半数くらいを見ることになるのではないだろうか。

岡山でいくつもの鍾乳洞を訪ねて最後に気付いたことがある。それは、私は洞窟の地下空間よりもドリーネのほうにより感動してしまうということだった。

ドリーネといえば山口県の秋吉台でも見たことがある。それは例の見渡すかぎりの野焼きした土地に点々とある窪地だ。教科書にもよく写真が載っているので、カルスト地形とはそういうものだと思っている人が大多数だろう。だが阿哲台のドリーネは教科書で知っていたものあまりにも違っていた。ドリーネの中に集落があり、耕作地があり、森林があり、あるいは信仰の対象がありと、多様な風景が見られる。

たぶん阿哲台の鍾乳洞を巡れば、だれもがその周辺の地形の面白さに気付くだろうと思う。これを見ないのは本当にもったいない。いつか機会があれば阿哲台のドリーネ集落を集中的に巡ってみたいものだ。