津山城の近くの駐車場に車をいれ、ここを起点に市内観光を始める。観光案内所でレンタサイクルを借り、寺町を巡ろうという算段である。
その駐車場のわきに時計塔のある豪勢な建物があった。
大正15年に竣工した、津山基督教図書館である。
明治期の豪商でキリスト教徒の森本慶三が、私財で建設したキリスト教専門の図書館だった。
現在は資料館として使われている。
ファサードのオーナメントが、なんともキリスト教。
全体的な意匠は、アールデコと言っていいだろうと思う。
建物には随所にメダリオンが装飾されている。
全体は2階建て、塔屋の部分は3階、時計塔を含めて4階になっている。
津山城方面から見た時計塔の景観が特徴的だ。
(2003年04月29日訪問)
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TAC出版編集部 (著)
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