カリの手動踏切

ヤンゴン・マンダレー街道の踏切。

(ミャンマーバゴー管区バゴー)

カレン州へ戻る。ヤンゴンからカレン州への移動は、長距離バスを使う。

席は全席指定だが、早めに予約してあったのでよい席を取れた。ミャンマーの長距離バスで「よい席」とは、道中で日が当たらない側の列の、前のほうのことである。ただし運転席の横の一番眺めのよい席はお坊さん優先席になっている。

バゴーを過ぎて最初の町・カリ(ကလိ)で、バスが踏切にひっかかった。踏切にカメラを向けていたら、運転手さんがドアをあけてくれたので降りて写真を撮ることにした。

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遮断機の上げ下げは人力だ。

カウンターウェイトには輪切りになったレールが使われていた。

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番小屋があって、踏切番が常駐しているようだ。

ミャンマーでは鉄道は撮影禁止という話もあるが、踏切番のおにいちゃんは、ニコニコして「いいよー」という感じだったので遠慮なく撮影させてもらった。

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あれはもしかしたら踏切番の宿直所か。

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列車が近づくと、踏切番のおにいちゃんが棒を振って列車に安全を知らせる。

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線路の幅は狭軌。日本と同じ幅かどうかはよくわからないが、ヤンゴン周辺では日本の中古車両が走っているのを見かける。

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来たのは貨物列車で、機関車は武骨なディーゼル車。これはたぶん日本製ではないと思う。

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ミャンマーの鉄道は老朽化と線路面の施工の悪さのせいでスピードが出せない。ほとんど自転車で走るくらいのスピードでゴトゴトとゆっくり通過してゆく。

石灰石らしきものを運搬していた。

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最初と最後にだけ屋根付きの貨車が連結されていた。

(2014年06月22日訪問)