環濠屋敷を見るためである。集落内の道はクランク状に折れ曲がっていたり、突き当りが多かったりで、まるで城のなわばりのようだ。
集落のすぐ西には、
環濠屋敷はその集落の中心にある。屋敷と言っても、現在は平屋の小さな家があるだけで、これまで見てきたような大きな農家ではなかった。
農業をやめて土地を分筆したのだろうか。東半分には今風の住宅が建っているが、それでも残った敷地は500坪くらいはありそう。
宅地への入口はやはり土橋になっている。
南西の角から東方向を見たところ。
南西の角から北方向を見たところ。
さらったら、鯉やナマズくらいは採れそうな雰囲気がある濠になっている。
南東の角から西方向を見たところ。
南東の角は住宅地になっていて、むかしの濠の位置はここではなかったかもしれない。
北西の角から東方向を見たところ。
分かりにくいが、写真中央の茂みの中は空堀になっている。北側の濠は、道路よりも3mくらい内側にあったようだ。
屋敷の敷地を西から見たところ。
屋敷森もまばらになってしまって、徐々にお屋敷の雰囲気は薄れつつある。
(2014年12月27日訪問)
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単行本 – 2011/11/24
国書刊行会 (編集)
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