徳丸町に、一度見たら忘れない不思議な五差路がある。
五差路の中島に神社があるのだ。
本サイトでは、道路を右折するときに島の奥側を通る交差点の構造を「ロータリー」と呼んでいる。この場所は、左折するときには島の手前を通って曲がるので、厳密にはロータリーとは言えないのだが、ちょっと記憶に留めておきたいという意味でロータリーのタグをつけてみた。
中島には鳥居があり、扁額には「四体大明神」と書かれている。
看板があり、そこには下川淵カルタの読み札「 ルーツは旅人四体(よたい)さま」が書かれていた。郷土カルタの「る」は、和語に「る」から始まる単語がないので、だいたいにおいて苦しい札になるのだが、「ルーツ」ときたか…。
野垂れ死にした旅人でも埋めた場所なのであろうか。
境内には他に、道祖神や石祠などがある。
こうした辻には道祖神がふさわしい。
交差点を北東から見たところ。
交差点を北西からみたところ。
(2014年12月27日訪問)
日本の町並み250――重要伝統的建造物群保存地区をすべて収録
単行本(ソフトカバー) – 2013/6/21
ウエスト・パブリッシング (著)
本書は北海道から九州・沖縄に至るまで、日本各地の特徴的な町並みを集め、その町の歴史的な意味や成り立ち、風土までを網羅する、いわば町並みの図鑑的な書籍です。紹介する町の数は250。
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