駅南のロータリー

五差路ロータリーに軍人と労働者の像が並ぶ。

(ミャンマーモン州モーラミャイン)

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モーラミャインには地図を見る限り、3ヶ所のロータリーがある。

ここはそのひとつ、パアン街道、国道8号線、空港への取り付け道路などが合流する五差路のロータリーだ。

ここも環状路へは斜めに合流するタイプだ。流れはスムーズだが、交差点の手前から道幅を広げる必要があり、一時停止式のロータリーよりもさらに土地が必要になるのが難点であろう。

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ミャンマーでロータリーをよく見かけるのは、戦前、イギリスに統治された名残なのだろうか。

環状路の中央にはお立ち台のようなものがあり、そこに人物像が並んでいる。

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並んでいるのは、工場労働者、陸軍・海軍・警察軍人、農夫の5人。

社会主義体制時代に作られたものなのじゃなかろうか。軍人が中心となって国造りを進めるというような意味が込められているのだろう。

時代が変われば、こうした記念物も取り壊されてしまうかもしれない。よく記録しておかなければ。

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像は三角柱型に配置されていて、どの面も同じ構成だった。

今回、モーラミャインはムドンへの道のりで通過しただけだったので、紹介する物件はロータリーのみ。

もし機会があれば、モーラミャインだけを観光で訪れたいものである。

2019年、軍人像は撤去されてしまった。記録しておいてよかった。

すべての写真を高解像度で置いておく。

(2014年02月08日訪問)