秋間丘陵には大きな４つの谷がある。北から、秋間川、後閑川、増田川、九十九(つくも)川のによって作られた谷だ。

ここまでに北側の秋間川、後閑川の流域の飼育所のチェックが終わった。もう時間が遅いので、南側の増田川、九十九川の谷はあきらめて明日再訪することを決心して帰りかけたとき、増田川の段丘を降りる坂の途中に、地図にプロットしていない飼育所を見つけた。

明日来るにしても、ちょっと効率が悪くなりそうなので、最期にひとつだけ見て行くことにした。

外観は赤城南面によくあるブロック電床育タイプ。高窓は４つなので、室は片側４室の合計８室だろう。

宿直室は東側。ガラス戸なので内部が見えたが、地下室に降りる階段もあった。

会社かなにかの倉庫になっているようだった。

蚕具の消毒槽は、いまでも何かを洗うために使われているようだった。